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リボーンドールの作り方(植毛編:第3章)


リボーンドールの植毛スタイル色々

私が実践しているリボーンドールの植毛について、4章にわけてお話しています。

第1章 植毛ツール

第2章 植毛針とモヘヤ

第3章 仕上がりを美しくするコツ1:モヘヤの下準備

第4章 仕上がりを美しくするコツ2:植毛の中間チェック

今回は「モヘヤの下準備」についてのお話です。第2章でもお話しましたが、作品の一部になるモヘヤ選びはとても大切です。なぜなら、使用するモヘヤの品質は、直接作品の品質に影響しするからです。

プレミアムモヘヤ

品質の違いは、艶、手触り、長さと太さの均一性などにあらわれます。品質が良いものは艶があり、手触りもなめらかで、一本一本の長さや太さが均一ですが、そうでない品質はゴワゴワしていて長さや太さも不揃い、その上傷んだモヘヤが混ざっていることもあります。しかし、平均的な品質のモヘヤでも、下準備することによってプレミアム程ではありませんが、品質を向上させることは可能です。下準備されたモヘヤを植毛することにより、確実に植毛の仕上がりは美しくなります。

では、私が実践している下準備の説明に入ります。

ここでは、最低6cmの長さは欲しいということを前提に説明します。(長さは、植毛した時にリボーンドールの頭の中に入る部分も考慮してください)

1.モヘヤの一部を摘まみ取り、先端を強く握ります。そして後端を引っ張りますと、先端に届いていなかったモヘヤが抜けます。(抜けたモヘヤも下準備をし使用できます)

2.先端を強く握ったまま、後端に向けて赤ちゃん用のクシで何度か梳きます。すると、ゴワゴワしたモヘヤを取り除くことができます。(ここで取り除いたモヘヤは処分します)

3.次に、先端から6cmところを摘まみ、先端に向けて赤ちゃん用のクシで何度か梳きます。すると6cmの長さに満たないモヘヤを取り除くことができます。(ここで取り除いたモヘヤは処分します)

4.先端を握り直し、歯ブラシでで後端に向けて何度か梳くと、さらにゴワゴワしたモヘヤを取り除く事が出来、モヘヤにも艶がでてきます。

これで下準備は完了です。高品質のモヘヤは、殆ど捨てる部分がありませんが、上記の下準備を施すことで、一層美しい仕上がりを実現できます。


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